カマキリたちの近況報告

今年は雪の多い冬でした。

昔は「カマキリが卵を高いところに産むと雪が多い」という話がありましたが、あれは結局科学的な裏付けは取れなかったそうです。

雪で卵が凍えないように、カマキリにはその冬の積雪量を予想して卵を産む不思議な力がある…と思われていたようですが、実はカマキリの卵は保温性に優れており冬の間ずっと雪に埋まっていても全然平気なのだとか。雪の下にある卵は見えなかったっていうだけなんですね。

そんなわけで、変に暖かい所に置いて寒いうちに孵化しないように…と注意していたカマキリの卵。暖かくなり始めるのに先駆けて、利用者さんと一緒に孵化しても大丈夫な環境作りをしました。

ええ、卵はいつの間にか増えました。

なるべく自然の環境に近くなるよう土と葉っぱ、その上に枝を敷き詰めて卵をセット。もう一ヶ月もすれば、薄黄色の赤ちゃんがワラワラとこの枝を伝って降りて来る…ハズです。

今日はくぬぎの森の駐車場でも梅の花が咲き始めました。

さわやかな香りに包まれる春まで、あと少しです。

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